協会だより 発行日:2011年6月  第97.98合併号(夏号)
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 3月11日に発生した東日本大震災。津波・地震・原発事故で壊滅的被害を受け、3ヵ月を経過しました。懸命に生き抜く被災者、支える自治体やボランティアの献身的な努力で、少しだけ復興の兆しが見える局面になりました。
 死者15,462名、行方不明が7,650人(6/19現在、警視庁)、避難者が124,594名(6/2現在、内閣府)という未曾有の大惨事です。
 東京電力福島第1原発事故は、今もって次々と被害が拡大し、東北、関東各都道府県の広範囲に及ぶ地域の土壌、水道水、牧草、農・水産物に多大な被害を与えています。放射線被爆による健康被害への恐怖と不安ははかりしれません。放射能を浴びた汚染水が法律に違反して海に流され、今後、海洋汚染の危険にさらされることになり、国内はもちろんのこと、世界中の非難を浴びています。
 原発からの撤退と、再生可能エネルギーの導入に向けて、期限をきったプログラムに踏み切ることが、いま求められているのではないでしょうか(2011,6,20)。

 たい肥化協会の会員でもある山形県長井市の菅野芳秀さんから、寄稿文を頂戴しました。ご紹介します。
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山形の百姓  菅野 芳秀  

 どのような原発肯定論も、未来世代に放射性廃棄物を押し付けることには 目をつぶっている。どのような原発肯定論もその果実のうまさ、必要性、不可避性を語るが、誰も、どこも、そのリスクを引き受けようとは言わない。
 その果実ゆえに、ひとえにリスクを負うことになる世代がある。負わせられていく地域がある。
 いま、私たちに求められているのは、他者と未来世代への想像力、共感する力ではないだろうか。

同じ百姓として心が痛む
 東北の地に住む"百姓"として、こんなに重い気持ちで種を播く春は、経験したことがない。
 東京電力福島第一原子力発電所の事故は広い範囲で甚大な被害をもたらしている。
 自然を基盤とする農民や漁民の痛手は計り知れず、汚染はこの先何年続くか見当もつかない。
 遠い過去からはるかな未来にいたるまで世代を越えたいのちのよりどころ、土。幾十代、幾百代の願いが重ねられ、タスキが今に託されてきた地域。それらが一挙に汚染され、タスキが途切れ、その地から去らなければならない現実。同じ農民として心が痛む。
 東電とその原発を容認してきた国が、被災したすべての野菜、家畜、魚を速やかに買い取るべきだ。その上での補償であって、どのような意味でもこれ以上生産者に負担を負わせてはならない。
 地方に建設された原発は、地方の貧しさに付け入った政治の醜い姿をあらわしている。その上での今回の放射能被害。地方は息の根が止められる事態に追い込まれている。

地方は都会の家来ではない
菅野 芳秀 氏
 先ごろ「朝まで生テレビ」で、東京都の副知事は「原発を都心からもっと遠くにもって行く必要があった。それが失敗だ。」と話していた。
 まったく反省していない。彼だけでなく、原発が必要だという人たちに共通しているのはその果実だけを求め、生まれるリスクを遠く離れた地方に押し付けようとすることだ。
 今もなお必要というならば、自分の暮らしの場に原発を誘致するよう働きかけるべきだ。
 さらに放射線の汚染水も小分けしてそれぞれの地元や企業、家庭で引き受けるべきだろう。そのように働きかけとセットにして原発必要論を語るならば認めよう。果実とリスクを併せ呑むよう足元を説得してみればいい。それ以外のどのような必要論も詭弁である。地方を利用しようとするな。地方は都会に奉仕する家来ではない。沖縄県民の気持ちが本当によくわかる。

地域コミュニティをつくる計画を
 同じような都会中心の考え方は、菅政権の復興計画にも出てきている。
 東北地方を新たな「食糧供給基地」と位置づけ、津波被害を受けた各地の農地を集約して大規模化を進めるよう国会に提出するという。
 あくまでも都会に供給する地方という位置づけだ。いま、何よりも大切なのはそこに住んでいた方々の立ち上がりではないのか。以前あった地域コミュニティを活かす計画をつくらないと、住んでいる人が立ち上がっていかれないというのが、これまでの災害の教訓である。
 「食料供給基地」の前に現地の方々の意見を充分に聞きながら、それらを活かす復興計画こそが必要なのではないのか。生産基地より生存、生活だ。地方は都会の植民地ではない。

地方も都会も自立する
 都会の家来でなく、植民地でもなく、エネルギーから食料まで、小さくてもしっかり地域に根を下ろした自給圏の形成をめざす。農業を基礎にした脱原発、脱成長の循環型社会をめざすこと。その余剰を他の地域にまわす。地方も都会もなく、この点では一様に自立しようとする。日本の社会をこのように構成しなおすことが求められている。
 「3・11」以後、少なくとも意識レベルでは生き方、暮らし方を変えようと考える人たちも多くなっていると聞く。
 不幸な中にも希望はある。この機を逃すことなく、エネルギー政策も食糧政策も新しく組み替えることが大事ではないかと思う。

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お知らせ

第19回
生ごみリサイクル交流会2011・・・生ごみは宝だ!

日 時
2011年 826日(金)
開 場
 9:30
全体会
 9:50〜12:12
分科会
13:30〜16:30
場 所
早稲田大学国際会議場

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11年度通常総会開きました。


 5月21日、東京・ラパスホールにて、11年度通常総会を開催しました。
 総会成立宣言のあと、10年度活動報告が定款に定める事業にそって報告されました。
 「第18回生ごみリサイクル交流会2010」の取り組み経過や今後の課題、山形県小国町「生ごみ資源化検討業務」の委託事業、川上村の生ごみ堆肥施用によるレタス栽培、ブックレットの普及状況、各地への講師派遣活動等など、多くの事業が報告されました。会計報告に続き、会計監査報告では、赤字体質脱出のための事業計画を策定する必要性が指摘され、質疑応答の後、採択。
 次に11年度活動方針案、予算案が提案・討議され、採択されました。そして、財政改善のためのサポーター募集にも、引き続き力を入れることになりました。
 その後、定款第14条第1項により、理事・監事の選任に入りました。結果、提案名簿の通り、全員選任されました。

役 員 名 簿
役 名 氏 名 備 考・所 属
理事長
副理事長
専務理事
事務局長
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
監 事
瀬戸 昌之 (再)
浅井 民雄 (再)
両角 朗   (再)
会田 節子 (再)
大嶋 茂男 (再)
田村 久子 (再)
土方 彰子 (再)
丸町 芳夫 (再)
宮沢 正和 (再)
本橋 克己 (再)
笠井 仁志 (再)
東京農工大学 名誉教授
NPOたい肥化協会
東京都区職員生協
NPOたい肥化協会
NPO中小企業地域振興センター
元(財)日本花普及センター
リサイクルお店やさんごっこの会
生ごみ堆肥化と有機野菜を考える会
上田マルタ
(株)東海マルタ
(株)京福商店
顧 問
顧 問
綱島 不二雄(再)
涌井 義郎 (再)
元札幌大学 教授
鯉淵学園農業栄養専門学校 教授

 当NPOの活動を支援するサポーターのお願い
 当協会は19年前から"生ごみは宝""生ごみは資源"と考え、燃やさず土へ還し、土づくりに使い、おいしい野菜や、美しい花を育てる活動を各地の皆様とともに推進してきました。
 一部先進自治体は生ごみ堆肥化を開始し、土づくりに活用し、農産物は市民が食べる循環を成し遂げています。
 ようやく国もその重要性を認め、燃やさず資源として生かす方策に転換しつつあります。
 当協会の活動を引き続き持続させていくためには、皆様の多大な支えが必要です。サポーターとなって、ご支援いただきますようお願い申し上げます。
*郵便振替口座番号00180−5−612305
*加入者名 NPO法人有機農産物普及・堆肥化推進協会
*通信欄にサポーターと明記して下さい。

■ 2011年度活動方針(骨子)

1, 生ごみの堆肥化を普及・啓発する事業
@ ぼかし肥や密閉容器を引き続き斡旋。
A 各地への講師派遣を引き続き実施。

2, 交流、教育、研修事業
第19回生ごみリサイクル交流会2011の成功。

3, 循環システムの研究、開発事業
@ 自治体などからの受諾事業を進める。
A 生ごみ堆肥施用によるレタス栽培の継続支援。
B 生産者が生ごみ堆肥を積極的に使えるよう、堆肥供給の仕組みづくりや、塩分の不安払拭などの情報提供。

4, 有機農産物普及の支援事業をすすめる。

5, 会報および出版物の発行
ブックレット第2刷の一層の普及。ビデオ「生ごみは宝だ」と「生ごみ堆肥で地産地消」(VHS版、DVD版)の一層の普及。

6, 財政の健全化のため、サポーター(1口1,000円何口でも)の呼びかけを積極的にする。

東日本大震災に対する支援活動
被災地における生ごみ処理・堆肥化について、現地ボランティア団体と連絡をとり、支援策を検討していくことになりました。

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NPO法人有機農産物普及・堆肥化推進協会
理 事 大嶋 茂男 (農学博士)


 TPP(環太平洋経済連携協定)への日本の加盟問題は、財界、マスコミがこぞって加盟賛成のキャンペーンを進めるなかで、農家・農業団体はもちろん、労働組合、医師会や弁護士会など心ある方々が反対の意志を表明しています。
 TPPの危険な本質と農業を守る意義、なぜTPP加盟を無理押ししようとしているのか、当協会理事・大嶋茂男氏が5月21日に行った記念講演骨子を報告します。(文責・編集部)

▼多国籍企業によるすべての産業支配が進む
記念講演をする大嶋 茂男 氏
 TPPとは「TPPで決めたしくみに沿って、農業だけでなく貿易や投資、サービスまで、すべての分野が企業支配による自由競争の中に巻き込まれる」もので、日本の政府による規制ができなくなります。繊維・衣料品、金融・投資、環境、労働、医療や保険、司法の分野まで協定のルールが優先されるなど、多岐にわたって支配されます。
 TPPを推進しているのは、アメリカの巨大企業と商工会議所など108の有力企業と業界団体の集まりです。狙いはアメリカ資本による世界経済の支配を強化することです。
 また、アメリカは東アジアでの韓国、中国、東南アジアなどとの共同体づくりを阻止することも狙っているようです。

▼日本の農業と地域経済は壊滅的打撃を蒙る
 先進国の中では最下位に近い40%という食料自給率の上に、もし日本が加盟したら、日本の食料自給率は13%になると予想されています。その上金融などの自由化で雇用が350万人も減少すると予想され、日本の地域経済は大打撃を被ることになります。日本の政府、財界だけではなく、マスコミも賛成、推進を標榜しています。国民の中にその本質は明らかになっていません。

多面的な価値を持つ農業と食料の自給率を守る
 では、日本は、私たちは、どう対処すればよいでしょうか。
 まず、TPP加盟を止めさせて農業を守らなければなりません。農業は水と土壌を守り、環境を守ります。地域社会を守るのは農業であり漁業です。市民とともに地域の産業を守り、社会的な自給を社会全体で守ることが大切です。
 また、日本の食料自給率を上げていかなければなりません。そのために、協同による生産組織と社会的な消費を確立し、地域内消費と生産を組織化します。
 また、日本はアジアの自然、社会、人間を活かし、持続可能なアジアの繁栄をめざして、アジアの国々に対し積極的な役割りを果たさなければなりません。
 2010年の「地球幸福度指数」で、ベトナムは世界で5位です(北欧諸国が上位、日本は何と75位!)。経済成長が指標ではなく、国民の幸福度こそ、これからの基準です。
 アジアについては、米中どちらか一方に組み込まれるのではなく、双方と友好条約を結び、東アジア地域の平和的共同体づくりに貢献することが必要です。それを通じて世界全体が持続的に生きていける道を示していくことこそ最善の道です。

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私たちは、こんな活動をしています!


誕生! 『生ごみリサイクルサポーター』
     2011年7月1日より活動開始

多摩市くらしと文化部 ごみ対策課
減量推進担当 峯村 宣子

 ★ 生ごみリサイクルサポーター事業の目的
 家庭系可燃ごみの大幅な減量には、生ごみを自家処理し、焼却ごみを出さないようにすることにあります。東京都多摩市では、今まで生ごみ処理対策として、「生ごみ処理機器購入費補助制度」「生ごみリサイクル講習会の実施」「広報誌等による啓発活動」を行なってきましたが、行政主導では限界があります。
  生ごみの処理方法や生ごみ処理機器の利用方法などを、「市民から市民へといった市民目線での取り組みが必要ではないか!」という視点で、普及活動を担える意欲ある生ごみリサイクルサポーターを育成する事にしました。
  積極的に地域で生ごみリサイクルの意識の高揚に努め、可燃ごみの減量化をめざし、一人でも多くの生ごみリサイクルサポーター候補生を育成できるように、知恵とアイデアを出し合い、市民と行政が協働する生ごみリサイクルサポーター事業です。

 ★ 全5回 講座の内容
第1回 2月26日
  生ごみの排出量について
生ごみリサイクルサポーターについて
生ごみ自家処理の意義について
生ごみリサイクルサポーターへの支援について
第2回 3月12日
  生ごみ処理機器補助金について
生ごみ処理機器のいろいろ
電動型・非電動型生ごみ処理機器の使い方
生ごみリサイクル堆肥化講習会
第3回 4月9日
  分解型生ごみ処理器「くうたくん」講習会
堆肥化生ごみ処理剤「アスカマン」講習会
ダンボールコンポスト講習会
 
第4回 4月24日  
  講 演  恵泉女学園大学教授 藤田 智 氏
◆土づくりのポイント(春夏秋冬)
◆楽しく取組む!「生ごみ堆肥で家庭野菜」
 
第5回 5月14日  
  講 演  NPO有機農産物普及・堆肥化推進協会
             事務局長 会田 節子 氏
「地域の生ごみリサイクルサポーターとしての役割と活動」
 

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熱の入った講義風景
60名も参加した受講者

 全5回の講座スケジュールを組み、市広報やポスター・チラシ等で呼びかけ、意欲と熱意のある市民の方々を募りました。5回講座への受講生は60名を超え関心の高さに驚きました。
 講座終了後は、多摩市から「生ごみリサイクルサポーター登録証(携帯可能カード式)」を6月4日に交付しました。
  サポーターになられた人からは、受講してよかった。得意分野や専門性を生かして頑張りたいと言う人や、まだまだ、不安でひとり立ちは出来ないが、みんなに協力してもらいながらもやってみたい。と言う人もいて、とても頼もしく、これからの活躍が楽しみです。

 ★ 今後の展開について
 活動は地域別に班ごとの活動を予定しています。各班にはリーダーを配置し、メンバーの指導と行政のパイプ役をお願いします。
 市(事務局)としてはサポーター間のコミュニケーションを図るとともに、個々のスキル向上の為のフォロー研修会・施設見学等を実施していきたいと考えています。また、サポーターが活動できるように、市広報やチラシの作成配布、地域への呼びかけ、多摩市廃棄物減量等推進員との連携も図りつつ、自治会・管理組合等にPRを積極的に行ない、地域のコミュニティセンターでの講習会や相談会などの開催も支援していきます。

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 ◆ 私は「王寿」(おうじゅ)まで生きることにしています。「王」は「一 十 一」で、すなわち111歳。そのほぼ半分の54歳で退職し、福島県都路村(現田村市)の山村に アイ ターンして、自然の中でゆったりとした時の流れに身を預け、自給自足をめざした生活を始めました。第二の人生が原発事故で一瞬のうちに奪われてしまいました。今の気持ちを表す言葉が見つかりません。私の人生が大きく狂わされてしまいました。
 自給農家に過ぎない私ですら言葉がみつからないのです。ましてや農業、酪農、漁業で生計を立てていた方々の心の中はいかばかりでしょうか。特に「無農薬・減農薬・無化学肥料」でこだわりをもって栽培してきた農家の顧客は、安全に敏感な人たちです。安全だったとしても今まで通りに買っていただけるのでしょうか。

 ◆ 「想定外」は絶対許されない
 原子力発電では想定外は絶対に許されないことです。「大地震は滅多に起こらないものだ、そんなものに金をかけることはできない」として、ほどほどのところで手を打とうとしていたのではないでしょうか。ほどほども決して許されないのです。

 ◆ 使用済核燃料無害化の技術はない
 原発は人智を超えたものです。人智を超えるものは作っても動かしてもならないのです。また使用済核燃料無害化の技術を人類は持っていません。プルトニウムの半減期は24,000年です。キリスト誕生から現代までの10倍以上の時間をかけても放射能はようやく半分になるだけです。更にはCO2発生を抑制できないし、定常時でも冷却に使う大量の海水は7℃も温められて海へ戻されています。原子力発電はエコとは無縁のものです。作業員の被曝の問題もあります。
 私たちが快適な生活をし、そのツケを子どもたち孫たちにまわしてはなりません。
  「ガンバロウ日本」から脱原発で「生まれ変ろう日本」へ共に!!

金沢市に避難して 浅田 正文

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「有機栽培と再現性」
上田マルタ 宮沢 正和

 ある会合で、私は農業改良普及センターのトップの方に有機栽培について問うたところ、「有機栽培は再現性がないから、私は勧められないし指導もできない」。その言葉に、私は愕然としました。化学肥料(チッソ、リン酸、カリ)のように即、植物が吸収し結果が出る農法でないと指導できないと。
  有機物を施用し何年もかかって土壌微生物性を高め、土づくりをする方法は科学的でなく、再現性が無いと言えば、無いのは事実。普及センターの指導はJA技術部へ、そして農家への伝達となる。確固たるリービッヒ理論が今もって主流を成し、本当の堆肥の効果も説明できないのではと疑念に思います。JAS有機農産物のシェアが、全農産物の0.17%から脱しない理由の一つに、この「再現性」にあると、その時 強く思いました。
  再現性が無いこと、即ち科学的で無いことは勧められない?しかし、有機栽培は土づくりに時間がかかるが、作物は健康になり美味く、病虫害から遠ざかります。
 原発事故ではありませんが、有機の世界は良い「想定外」だらけで、自然に満ち溢れています。循環型農業は、土地にストレスを与えず、持続可能な農法と言えます。原発エネルギーはごみ処理に莫大な費用が掛かるように、化学農法は悪い方の「想定外」が多くあるように思えてなりません。
 生ごみを堆肥に変えることにより、土が良くなりそれが健全な環境づくりにつながり、明るい相互扶助の社会、この度の震災後に求められる社会づくりに貢献できるものと思います。

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―仏弟子として布施行を通して実行―
 私は仏弟子として六波羅蜜(ろっぱらみつ)の実践・教化に勤めている者です。
 仏さまの教えに「六波羅蜜」という修行があります。日々心がけることで、穏やかな心で毎日生き生きと過ごすことができるようになります。
 六波羅蜜の第1は布施行です。私は平成6年より今年まで約1,230万円の布施を各種NGO、ボランティア団体、被災地などに届けました。
 今回の大震災には1口1,000円で10年間檀家さんからの募金を実施することになりました。
 話が変わりますが、町田市の市長さんは当院檀家の兄弟です。町田市は「ごみゼロ」を目標として市政を行なっています。
 生ごみの堆肥化促進のために、町田市では生ごみ処理機に1万円の補助金を出していますので、当院でも1万円の補助金を出すことになりました。そこで案内を900通発送しましたが、残念ながら1件の応募もありませんでした。まだまだごみ問題に対する関心の低さを実感いたしました。
 今後も私はごみ問題に取り組んで行きたいと思っています。

町田市 華嚴院
矢田 融海

−悪臭のない堆肥化システムを推進−
 当社は有用微生物群を有効利用し、有機性廃棄物の循環、排水処理施設の能力向上や悪臭対策等に係わり、環境を改善することで循環型社会形成に少しでも貢献する事を目標に事業を進めています。
 中でも食品廃棄物は日常生活で必ず廃棄される物で、「生ごみ」という概念から「再生資源」と位置づけ、効率的に処理し、かつ周辺環境に悪影響を与えない方法を採用しました。
 好気性有用微生物群を利用し、約1日で90%以上発酵・分解、腐植化させます。発酵段階において悪臭物質が発生せず、堆肥舎の中で普通に会話が出来るほどの状態を維持しています。
 現在継続して頂いている「久喜宮代衛生組合」は一般家庭生ごみを処理していますが、臭気に関する苦情はありません。
 「生ごみ」を処理するだけでなく、農家が購入したがる堆肥を生産し、農家と連携し「自然農法」により素晴らしい農作物が生産され、それを流通させることを志としています。
URL : forest-yt.co.jp
有限会社 フォレスト
代表取締役 竹井 禎

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甲府市 田中 利江
 私がたい肥化協会と出会ったのは、15年前位にダイオキシンが社会問題になったときでした。ごみの水分をいかに減らすかを探っていたら協会に行きつきました。協会は「生ごみは宝だ!」「生ごみを堆肥にして畑に戻そう!」に取り組んでいて、早速山形県長井市のレインボープラン視察ツアーに同行しました。感動と感激の連続でした。
 結婚してからは台所に生ごみがないすっきり感を味わっています。出来たぼかしあえも義父に届けていました。
 今は自分で市民農園を借りて4年になりますが、せっせと堆肥を作っては畑に投入していて、今年はものすごく良いニンニクを収穫しました。この近所ではピカイチの大きさ、形、香りを有します。よく協会の皆さんが生ごみに愛着が湧くというが、私自身、土や畑に感謝の気持ちが出てきた頃に、生き物として自然界と交流がとれたような、居心地の良さを感じました。
 さて、今年も8月の交流会が近づいてきました。原発事故以来、皆さんも話したい事がたくさんあるはず。ぜひとも懇親会まで出ましょうね !!
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NO.9

 "ちしゃ"とは和名で、レタスのこと。乳草から"ちしゃ"になったとも。出始めは西洋ちしゃと言ったそうです。レタスは、生で食べる場合が多いだけにカロチンやビタミンE、カリウムが多く含まれ、栄養分たっぷりです。子どもたちがちぎることができるので、お手伝いをしてもらいます。夏の暑さを、しゃきしゃき味わってしのぎます。さっぱりと仕上げて、どうぞ召し上がれ。
(栄養士・保育園勤務 大江 美保)

  ちしゃなます(レタスの和風酢の物) 大人2人分 ・ 1人約73kcal>
―材 料―
レタス 5枚
きゅうり 1本
生わかめ 25g
(もどして 50g)
大さじ1
砂糖 小さじ1
しょうゆ 小さじ2
―作り方―
1. レタスを食べやすい大きさにちぎる。
2. きゅうりは小口切りにし、かるく塩をする。
3. 生わかめは、水にもどし、湯どおしをして食べやすい大きさに切る。
4. 調味液をつくり、1.2.3.を合わせたボウルの中に入れ、味をつける。*パプリカなどで彩を。
これだけで、できあがり!
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サポーター ご支援ありがとう

 当協会の活動の一層の発展を支えていただくためのサポーターを募集しています。応募された方のお 名前を順次紹介させていただきます。(順不同・敬称略)
 全国有機農法連絡会(山形県)、唐橋としえ(福島県)、伊藤仁士、坪井照子(東京都)、鹿島祐子(神奈川県)、宮沢正和、宮沢素子、宮沢幸範(長野県)、福田俊明(佐賀県)。
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協会日誌 2/22〜5/6

02/22

墨田区「生ごみ堆肥の上手な作り方」に講師派遣
02/23 第10回理事会(生ごみリサイクル交流会事例討議、小国町委託事業まとめ討議、11年度通常総会日程など)
02/26 愛川町「生ごみ堆肥化講習会」に講師派遣
02/27 Re−いちかわ「家庭生ごみの堆肥化利用」に講師派遣
03/05 練馬区春日町リサイクルセンター「生ごみ堆肥化講習会」に講師派遣
03/08 墨田区生ごみ堆肥化意見交換会にアドバイザー派遣
03/09 調布市「生ごみ堆肥化講習会・・・畑、庭、ベランダでの利用法」に講師派遣
03/22 NPO小平・環境の会委託「いきいき協働事業」まとめ
03/27 早稲田大学政治経済学術院教授寄本勝美氏ご逝去
03/30 第11回理事会(寄本先生3/27急逝、東日本大震災の状況、セブン-イレブンみどりの基金交流会への助成金決定、交流会の事例討議、小国町委託事業まとめなど)
03/31 (財)日本土壌協会評議員会に出席
04/01 寄本勝美先生のお通夜に参列
04/13〜 協会だより春号、通常総会開催通知、交流会第1次チラシなど発送
04/13 東アジア環境情報発伝所・朴梅花氏に交流会発表依頼
04/14 ピースボートと東日本大震災について話し合い
04/20 第1回生ごみリサイクル交流会実行委員会開催
04/27 第12回理事会(交流会事例討議、東日本大震災についての討議、通常総会の諸準備など)
04/29 NPOエコライフ訪問、交流会発表依頼
05/06 交流会後援名義申請(農水省、環境省)
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編集後記

 ▼「原発は安全」と国策で進めてきた原子力発電。東京電力福島第1原発のあまりに甚大・苛酷な爆発・放射能汚染事故は、100日たってなお、収束には到底向かえない難題に直面しています。ドイツに続き、イタリアも計画的に原発撤退に政策転換を決定。福島県復興ビジョン検討委員会は、5年〜10年以内に原発から撤退を決断。▼原発事故でいつ故郷に戻れるのか見通しのたたない被災者の願いは「脱原発」です。▼ビキニ、ヒロシマ、ナガサキ、フクシマと4たび放射能災害に遭った世界でただひとつの国・日本。福島原発事故からとるべき日本の政策は、一刻も早い原発からの撤退であり、再生可能エネルギーへ向けて計画的プログラムを策定することです。
(編集委員・会田節子 2011、6,20)
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当協会は政党・宗教にも属せず、ボランティアの英知をあつめ、営利を目的としない市民運動団体です。