協会だより 発行日:2011年4月  第95.96合併号(春号)
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 東日本大震災で犠牲になった方々とそのご遺族に対し、深く哀悼の意を表するとともに、被災地の皆様に心からお見舞い申し上げます。

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訃 報

 去る3月28日、早稲田大学政治経済学術院教授・寄本勝美先生がお亡くなりになりました。謹んでお悔やみ申し上げます。先生は、生ごみリサイクル交流会に対し、積極的にご支援してくださいました。


8月26日開催の生ごみリサイクル交流会の
お知らせ

今年の「第19回生ごみリサイクル交流会2011生ごみは宝だ!」は8月26日(金)です。
6月中旬頃、開催要項が出来上がる予定です。

予告チラシ [PDF:400KB]
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2011年 通常総会のお知らせ

日 時   2011年5月21日(土)
13:00開会
場 所 都内・ラパスホール

通常総会終了後、記念講演を行ないます。
時 間   14:30〜16:30
テーマ 「TPPって何だ!!・・・日本の農林水産業は壊滅的打撃、食の安全・安心はどうなる?肥料原料は?」
講 師 農学博士・NPOたい肥化協会 理事
 大嶋 茂男 氏
参加費  NPOたい肥化協会・正会員 500円
一般 1000円
*記念講演はどなた様でも参加できます。

チラシ [PDF:328KB] 会場ラパスホールの地図 [PDF:240KB]    参加申込書
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サポーター
☆ ご支援ありがとう ☆

 当協会の活動の一層の発展を支えていただくためのサポーターを募集しています。応募された方のお名前を順次紹介させていただきます。(順不同・敬称略)

高木實(神奈川県)、遠藤和生・脇山詔世・重森孝子・福川須美・池亀初江・石井暁子(東京都)、田中利江(山梨県)、池田ユ字(茨城県)

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NPOたい肥化協会 理事  大嶋 茂男


 TPP(環太平洋経済連携協定)とはなにか、一言で言えば世界の経済支配をめざすアメリカ(実際は、世界の金融資本と多国籍企業)の世界戦略です。そこでは、なによりも資本の自由な移動と、経済支配が最大のねらいとなっています。

● 食料支配から経済・政治の支配へ
 アメリカのジョージ・ブッシュ前大統領は米国農業クラブ連盟の会員向け演説で、「国民を養うのに十分な食料を育てられない国を想像できようか。そんな国は国際的圧力に従属(服従)させられた国であり、危険にさらされた国家なのだ」(2001年7月)と述べています。
 この演説内容を見れば明らかなように、アメリカの狙うことは、自らは食料大国となり、食料を通じて他国、とりわけ日本を支配しようとしているのです。私たちもこの危険を感じるがゆえに、食料自給率を現行の4割から5割にするという政府 方針の実現を強く望んでいます。

● 農の多面的な価値―
   TPPはそれを壊す

@ 農業は、生存に不可欠な食料を生産する・・・だから、市民こそ農業の守り手となることが重要です。
A 農業は、地域社会と地域の文化、自立して生きる人間をつくりあげます。
B 農業は、水と土壌を守る、環境を守ります。
C 農業は、半農半漁(農業と漁業が相互に補完しあうこと)などを通じて漁業も林業も守ります。
D 土地と農業は、次代に生きる人々からの借り物です。次の世代が、日本のこの土地の上で、持続的に生存する条件を、いまを生きている世代が奪う資格はありません。

● 政府発言に根拠なし
 政府は「TPP参加と日本の農業の強化の両立は可能だ」と主張していますが、そこにはなんら根拠もありません。耕作面積を比較して考えてみましょう。
 北海道における1戸当たりの耕作面積と比べて、アメリカは10倍、オーストリアは100倍という違いがあります。当然「生産性格差」が生まれるのです。その結果、米・小麦・大豆などの輸入穀物が激増し、日本の食料自給率は13%に減少してしまいます。人・物・サービス・金融分野の自由化の影響もあって、雇用が350万人も減少し、地域経済に大打撃を与えると想定(農林水産省の試算)されています。
 どの政党も強調したように、自由貿易の徹底ではなく、"多様な農業の共存" こそ必要なのです。

<参照> 国境措置撤廃による主要農畜産物等の影響 (試算:農林水産省)
品目名 生産量
減少率(%)
生産減少額
(百億円)
今回の試算の考え方
90 197 新潟コシヒカリ、有機米等のこだわり米等を除いて置き換わる。
小麦 99 8 国内産小麦100%をセールスポイントとした小麦粉用小麦を除いて置き換わる。
甘味資源作物 100 15 品質格差がなく、すべて置き換わる。
牛乳乳製品 56 45 乳製品では、鮮度が重視される生クリーム等を除いて置き換わる。飲用乳では、業務用牛乳等を中心に2割が置き換わる。
牛肉 75 45 4等級及び5等級は残り、3等級以下は置き換わる。

● 自給力を高めるのは全国民
 食料の地域での自給力を高めるのは、農民だけの課題ではなく、消費者を含めた全国民が担うべ き課題です。このことは、世界中で重視されています。
 アメリカでは、輸出農産物と違う分野で地域支援農業(コミュニティ・サポーテット・アグリカルチャ=CSA農業)が発展しています。
 ヨーロッパなどほとんどの国では、自国の農業を大切にして、主食は毎回自国産の同じものを食べるという食生活が形成されています
  食料危機の状況を考えると、日本でも意識的に、自分の周辺でとれたものを大切にする食習慣をつくる必要があります。それは難しいことではなく1970年ごろの食生活に戻ればすむことです。
生ごみ(食品残さ)などに含まれる有機質を大切にした地域循環農業を確立して、食料自給力を強めることです。

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NPOたい肥化協会 理事 土方 彰子

 2月26日明治大学リバティータワー2階1021教室にて『あたり前に生きたい、ムラでも、マチでも、TPPでは生きられない!座談会』が開催されました。300名を超える参加者で、老いも若きも農家も消費者も幅広い層からの参加で大いに盛り上がりました。

300名を超える参加者で熱気にあふれた
 基調講演は京都大学の中野剛志氏で「TPPとは、あらゆる分野で例外を認めない自由競争の実現。農業への影響は、計り知れない。米の生産は、90%減少する。食料価格の高騰、アジア、アフリカの食糧危機。労働の分野でも低賃金労働者の流入で、雇用が破壊される」など様々の問題が出されました。
 3分間スピーチも次々と登壇者が続き、山形の酪農家からは「飼料代の値上がり、乳価の値下が りで、苦しい。北海道や海外からの輸入乳などとの競争にさらされている。TPPになったら日本の酪農はやっていけない」との訴え。
 その他福島、新潟、北海道など雪国からの農家の切実な声が出されました。農村の高齢化、後継ぎがいないこと、米が生産費を下回る販売価格が続いていること、TPPはこの現実をさらに悪化させるものと訴えられました。
 特別報告として、韓国から韓国全国農民会総連合政策局長・郭吉子さんから韓国の現状が話され、「農業を犠牲にしてまで輸出を重視する新自由主義がはびこっている。農業保護はなきに等しい。食料主権を脅かすFTA(*)には反対の動きは広がっている。映画産業の労働者と連携してテレビコマーシャルをつくったが、音声を消されて放映された。選挙では、FTAに賛成する候補者を落選させる運動をしている」など、頑張っている姿が良く伝わってきました。
 私はこのままでは日本に田んぼがなくなってしまう? と強い危機感を持ちました。そして、"国の根幹に関わる大問題であること"を、大きく広げていきます。

(*)FTA(自由貿易協定)とは、二国間または地域の協定により、関税や数量制限などの貿易の障害となる壁を相互に撤廃し、自由貿易を行なうことによって、利益を享受することを目的とした協定。
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★・ ★ TPP関連書籍のご紹介 ★・ ★


あたりまえに生きたい、
ムラでも、マチでも
TPP 何が問題?
暮らしはどう変わる?

1冊 100円
(送料別)


★お申し込み方法
ウェブサイトから
http://www.geocities.jp/yaoyahyakusho/muramachi/home.html
★お問合せ先
TPPパンフ係=アジア太平洋資料センター
TEL 03(5209)3455

TPP反対の大義

定価840円(税込)
農山漁村文化協会


★お申し込み方法
□ウェブサイトから
 農文協「田舎の本屋さん」
□お電話から 0120(582)346
      (ごはんにみそしる)
受付時間:土日祝日を除いた平日
午前9:00?12:00、午後1:00〜5:00
農民NO.63臨時増刊
緊急特集
TPPにストップを!
頒価 500円

★お申し込み方法
農民運動全国連合会(略称:農民連)
各都道府県の農民連または本部まで。
農民連本部
TEL 03(3590)6759
http://www.nouminren.ne.jp/
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私たちはこんな活動をしています!
東京のど真ん中・中野で
ダンボールコンポストを普及
中野・コンポスト連絡会
代表 貞弘 優子

 大都会・東京のど真ん中、日本一人口密度の高い町、緑化率も公園面積も東京都23区中22位の中野区。しかも中野区は清掃工場を持ちません。そんな中野区で、私たちはダンボールコンポストの普及活動をしています。
2011くらしフェスタ東京出店
(新宿駅西口広場)

▼ 循環生活研究所の指導をえて
 3年前に福岡のNPO法人循環生活研究所から指導を受け、アドバイザーとして区内ばかりでなく、都内どこへでも出前講座に出かけます。ダンボールコンポストは手軽で簡単、しかも一番身近に見える「循環」と、活動しています。そうは言ってもその作り方には一定のコツというか、ノウハウがあり、そのノウハウをマニュアル化したのが、 NPO法人循環生活研究所なのです。

▼ ダンボールコンポストの特徴
 ダンボールコンポストの大きな特徴は1.生ごみの水切りが不要なこと。2.省スペースでできること。3.初心者でも失敗が少ないこと。4.ニオイがないこと。家の中で実践している方もいるほど、手軽でコンパクトなのです。都会だからこそダンボールコンポスト!と活動してきました。
 ダンボールコンポストの普及は500個以上。環境イベントなどにも出展しています。

プール遊びの後、ゴーヤに水まき(児童館)
▼ 循環の出口を探りたい
 生ごみ堆肥のめざすものは循環です。でもその循環の輪がつながりにくいのが中野の悩み。公園の花壇や児童館でのみどりのカーテンづくりが精いっぱいの緑化、循環です。作り方が簡単でも還す場所がなければ、堆肥化する意欲も鈍ります。
 そこで、循環の出口を探り当てようと、私たちの活動の参考になるものをと2月18日「どうしたら生ごみは減らせるの?全国の事例紹介と中野」と題し、NPOたい肥化協会の会田節子さんをお招きしました。
 紹介してくださいました事例は、多少の差はあれ、行政の協力を得ています。行政と一緒に進めることが肝要とのこと。生ごみの堆肥化も大切、しかしその前にできる、しなくてはならないこともたくさんあります。食品ロスをなくすこと、一人一日当たり725kcalも廃棄、買いすぎない・作りすぎないことを念頭に活動することも大切だと学びました。
 また、堆肥の安全性を問われることがありますが、そもそも私たちの食べるものを堆肥化しているので安全です。私たちは毎年東京農大に成分分析を依頼しています。上手に堆肥化されているとお墨付きを頂いています。私たちの作った生ごみ堆肥を使ってくださる農家探しも、これからの活動目標の一つになるでしょう。


生ごみで健康都市と
ガーデニングシティの実現
Re−いちかわ
代表 庄司 博志

 私達は6年前から千葉県市川市内で生ごみを堆肥化して、利用する活動を行なっています。自分たちで畑を借りて野菜を作るだけでなく、多くの市民に実行してもらうことで、燃やすごみの減量と市民の健康に役立てようと、講演会や学習会を開催して市民への普及活動も行なっています。
 昨年2月に長崎県のNPO大地といのちの会理事長吉田俊道氏の講演会を主催したときには、会場の定員を超える160名以上の申し込みがあり、市民の興味の高さに驚かされました。生ごみ堆肥を使うと作物の生命力が強くなることなど、目からウロコの話に皆さんビックリ。
熱気あふれる会田講師のの講習会

▼ 具体的な堆肥化方法知りたい
 その時の参加者から、具体的な堆肥化方法を知りたいとの要望があり、今年2月27日に、NPOたい肥化協会の会田事務局長を講師に迎えて、「家庭生ごみの堆肥化利用」と題する講習会を実施。
 私たちが実行している密閉バケツを使う方式以外に、コンテナや段ボールなど利用環境の違いに応じた各種の方法について、実演も交えた講師の熱演と、聞いている参加者の熱気で、エアコンを切っている冬場の会議室にもかかわらず、「暑いの で設定温度を下げて欲しい」との要望も出るほど。
 参加者からは「とてもよくわかった」という感想が最も多く、「まだ少しごみに対する愛情が足りなかったかもしれません」。「生ごみは一個人の問題でなく、行政も関わって、みんなで解決するものだと思った。そしてそれは、世の中の仕組みも変えるかもしれないとワクワクしました」。というような感想も寄せられました。
 毎年の講習会や学習会を通して、生ごみの堆肥化利用を実行したいという市民は確実に増えていますが、堆肥化利用できる土地が少ないのが悩みです。市川市はWHO健康都市連合の一員であり、23年度は「ガーデニングシティいちかわ」構想があります。
戸田市フラワーセンターの見学会
行政も参加

▼ 「エコ市民農園」と「生ごみと花苗交換事業」を
 今後は生ごみ堆肥を利用する前提の「エコ市民農園」と、戸田市のような「生ごみと花苗の交換事業」を行政に提案していこうと考えています。このため、3月10日には市のバスを借りて、戸田市のリサイクルフラワーセンターの見学を主催。
 私たちだけでなく他の市民グループや行政にも声をかけたところ、バスの定員近い約40名の参加者、特に行政からは環境、ガーデニング、障害者関連他多くの部署から15名もの関係者の参加があり、関心の高さを窺わせました。
 この他、毎年ボカシ作成の実習会の開催や、市主催の環境フェアやエコギャラリーでの展示などを行なって市民への普及をはかっています。

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  食品残さの活用で
優れた家畜の発酵飼料を製造・供給

 食品残さを有効利用して優れた混合発酵飼料を那須高原で製造している企業の実際の製造工程と、この飼料を使用している牧場を視察しました。
 家畜の飼料(トウモロコシなど穀物)の多くは輸入されており、自給率の低下も招き、また投機の対象にもなっています。食品残さをエサとして有効利用し、家畜を育てることは、自給率を上げていくことにも繋がります。

▼ 露天作業で徹底したコストダウン
 那須高原にある(有)ケイアンドエス牧場サービス(木下博保社長)は、食品工場から出る原料残さや余剰食品を有効利用して、栄養価が高くバランスのよい混合発酵飼料を製造しています。
 原料は、ビール粕やリンゴの絞り粕、酢の粕、茶粕、カカオ粕、卵殻、味噌などを契約して仕入れ、
厳しくチェックして信頼できる食品残さのみを有価物 (産業廃棄物処理ではない)として購入。 酪農経営が多い那須高原に工場をつくり、牧場ごとの牛の種類や乳質改善の要望に応え、それぞれの事例に応じて配合を提案して、良質の混合発酵飼料を製造しています。
 設備費とコストを下げるため、工場は冬でも露天で作業し、混合機も移動式の機械を使用しています。乳酸発酵をさせますが、原料による自然発酵で発酵菌は使っていません。東日本の牧場中心に広く供給しています。
 工場近隣の飼料納入先の牧場と、二本松市の牧場視察もしましたが、発酵飼料への転換は好評でした。
 飼料不足と原料高騰から食品残さの乾燥物が、堆肥原料から飼料原料へと廻りつつあります。
 また、耕作放棄地を活用し、堆肥を多投した餌米づくりも進み、餌の自給率を上げる生産も進みつつあります。
 焼却されていた食品残さは、燃やさず徹底分別して回収し、飼料や肥料として積極的に活用していくことが望まれています。
NPOたい肥化協会
副理事長  浅井 民雄
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「今、デンマ―クのエネルギー事情に学ぶ」
上田マルタ 宮沢 正和

 この度の地震、津波に遭遇された多くの皆様には、深く哀悼の誠とお見舞いを申し上げます。
 今回の原子力発電所の事故は、私たちに大きな恐怖心を与え、大自然の前に安全神話はあり得ないことを諭しました。
 この事故から思うのは、10年前のデンマークエネルギー事情視察でした。原発が一基も無い国デンマーク。その国の市民生活の違いに只、唖然。至る所に風車が立ち並び、バイオガスのタンクが散々ある風景でした。
 私が驚いたのは、夕方6時には多くの店が閉じ、大多数の市民は家に帰り家族団らんを楽しんでいる、そして自動販売機、広告塔、電柱が殆ど見当たらないこと、夜が暗いことなどでした。国民の社会保障制度充実は、ここで述べる に及ばず、エネルギ−・環境政策や国の将来を考える国民意識の高さに脱帽。
 デンマークは1973年と1980年からの石油危機から自然エネルギーである風力・バイオガス(メタン)発電に力を入れました。エネルギーの自給率は2000年には139%に達しています。
 ことに土質が貧弱なこの国は、酪農を取り入れ、土壌改善を図ったこと。その糞尿からメタンガスを取り出し、液肥は土壌に還元する。実にその努力は、食料自給率300%という涙ぐましい結果として現れています。
 今回の未曾有の大災害から、私たちは再生可能なエネルギーに転換を迫られたのではないでしょうか。「生ごみ」は、貴重なエネルギー源として活用する時代が正に到来したと思います。
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−生ごみを資源として利用したい−
 生ごみって昔は普通に肥料や飼料なんかに利用されていたというのは聞いていたけど…利用した方が農地や農作物、環境、何より私たち自身にとっても良いんだー!と、こう思ったのが10数年前(思うに至った経緯はとても単純なのですが、語ると長くなるので省略します)。
 それから生ごみを利用した農業への、というより農作物の自給に関心が高まり(家人に言わせれば、老人趣味の「家庭菜園」もどきに勤しんでいるようにしか見えなかったそうですが)、遂には、生ごみが世間一般ではやっぱり「ごみ」扱いされていることに疑問を感じて憤慨した挙げ句、大学院にまで潜り込んでしまいました。
 目的は「生ごみが資源利用されない理由」を知り、「生ごみが資源利用されるための方策」を探ること。こうして振り返ると、私の場合、動機から何から本当に単純で独り相撲も多いのですが、「生ごみ資源利用」を説こうとすれば、話はいくらでも壮大に展開していきます。
そこが単純でも難しい点であると思います。
九州大学グローバルC0Eプログラム拠点
『新炭素資源学』
和田 真理 




−19年になる生ごみリサイクル−
 EMJ(イーエムジャパン)のEM生ごみリサイクル運動は、平成4年から地元の鎌倉市を中心に「環境浄化を進める会神奈川」として開始。すでに19年になります。家庭で生ごみが簡単に堆肥化できるのかを主婦の方たちと一緒に考え、密封容器の改善などを行なってきました。
 普及開始時に開発した密封容器「EMパックインスペシャル」から現在の「BBスペシャル」まで約30万世帯の方にご利用いただいております。
 また、EMボカシや密封容器に補助金を出している鎌倉市、逗子市、横須賀市、三浦市、横浜市、国立市、葉山町などの市民説明会に出向き、どう堆肥化するかの説明を行なっています。さらに生ごみから美しい花を育て、環境大臣賞、国土交通大臣賞を受賞された横浜市在住の山本美千子さんを講師にお願いして、月2回講座を開催し、10年で延べ約2,000名が受講されています。
 これからは、生ごみを土に戻し、化学肥料や農薬を使わない自給菜園が普及・拡大していくと確信しています。全国の生ごみを堆肥にしている皆さん、がんばりましょう!
株式会社 イーエム ジャパン
 
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"ぶどうの郷"のママ便り


甲府市 田中 利江
 東北関東大震災の被害を受けた方々に心よりお見舞い申し上げます。
 山梨では被害がほとんどなく、計画停電も我が家は除外区域ですが、感覚や生活が非日常になりました。あたり前に暮らせるありがたさを実感しました。自分では結構エコ生活をしているつもりでしたが、まだまだ節約できると分かりました。
 店舗は看板と室内照明をやめていますが、充分にやっています。 国民あげての節電は今までの生活への感謝と、使いたい放題だったことへの反省になりました。日々の暮らしを持続させるための電気やガス、水道というエネルギー資源がどうやって供給されているのかを、これほど考えたことはありません。
 今もなお緊張が続く福島第一原発の事故現場に、次男のサッカーチームの準コーチが特命を受けて現地入りしました。任務の遂行と無事の帰還を祈るばかりです。
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NO.8

 千年に一度の天変地異、災害に遭われた方がたにはお見舞い申し上げます。
 早採りの春キャベツときゅうりを使って、さっぱりした和えものはいかがでしょう。子どもたちがにぎやかに協力して、すり鉢でゴマをすります。よいゴマの香りを部屋いっぱいに漂わせます。サラッと仕上げて、どうぞ召し上がれ。
(栄養士・保育園勤務 大江 美保)

  春キャベツときゅうりのゴマ酢和え < 大人2人分・1人約66 Kcal>
―材 料―
  春キャベツ 2〜3枚
  きゅうり 1/3本
  白ゴマ 小さじ1
  砂糖 大さじ1/2
  みそ 小さじ1
  小さじ1
  しょうゆ

小さじ1/2

―作り方―

@ キャベツときゅうりを千切りにする。
A 調味料とゴマを合わせて、@に加え、よく混ぜる。
   これだけで、できあがり!
*白ゴマはすり鉢ですると香りがよくなります。
*お好みで人参やパプリカ、水菜などを加えてもおいしくなります。


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協会日誌

  12/15〜2/18

12/15

(財)日本土壌協会「土づくりシンポジウム」に参加
12/16 第9回理事会(2011年生ごみリサイクル交流会の事例、小国町委託事業についてなど)
12/18 環境自治システム研究所長渋谷謙三氏ご逝去
(12/21お通夜、12/22 告別式に参列)
2011年
1/14 第10回理事会(2011年生ごみリサイクル交流会の事例、通常総会の記念講演テーマなど)
1/21 農林水産政策研究所「有機性廃棄物の大規模コンポスト化とそれを用いた有機農業の実情と今後の課題」に出席
1/25 (有)フォレスト来訪対応
1/26 墨田区「生ごみ堆肥の上手なつくり方」に講師派遣
1/28 「協会だより冬号」発送
2/02 戸田530運動推進連絡会・講演会「生ごみは宝もの」に講師派遣
2/02 NPO町田発・ゼロ・ウェイストの会「つくろう!ゼロ・ウェイスト社会」に出席
2/06 NPO緑の会「生ごみ堆肥化勉強会」に出席
2/08 町田・EM窪平「生ごみ堆肥化と有機農業」講演会に出席
2/09 小金井市公民館「有機農業が人と社会を変えるまちづくり」講演会に出席
2/15〜16 小国町委託事業/寒冷地における生ごみ堆肥化実験を実施
2/16 東京・羽村消費者センター「生ごみ堆肥化ワイワイトーク」に出席
2/18 東京・中野・コンポスト連絡会「どうしたら生ごみは減らせるの?全国の事例紹介と中野」に講師派遣(関連記事4面)
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編集後記

  2011 年 3 月 11 日、東北、関東地方を国内観測史上最大のマグニチュード 9.0 の巨大地震と津波が襲いました。被災地や被災者の皆様に心からお見舞い申し上げます。悔しいのはせっかく生き延びた命が、避難生活の中で失われていくことです。一刻も早く医療の手を差しのべてほしい。▼この地震により福島第一原発が大損傷をうけ、放射性物質が流失し、野菜、原乳、魚や水から検出されました。「原発は安全」との神話は、自然の猛威には無力です。「想定外」という言葉で、対応を遅らせず、研究者や技術者などの英知を総結集してほしい。風力・太陽光・小水力など、再生可能エネルギーへ政策転換してほしい。未曾有の事態をどう収束させるか、世界中が日本を見つめています。
(編集委員・会田節子 )
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当協会は政党・宗教にも属せず、ボランティアの英知をあつめ、営利を目的としない市民運動団体です。