協会だより 発行日:2008年6月  第73.74合併号(夏号)

東京都日野市 環境共生部CO2削減担当 参事 小林 寿美子 氏

           

スウェーデンのグンナル・ブルンディーン氏
を招いての講演会

市の重点施策「ふだん着でCO2をへらそう」
 毎日の報道で地球温暖化の話題のでない日はありません。温暖化の影響で世界では浸水被害、大規模なハリケーン、氷河の減少や、昨年の日本での夏の暑さは記憶に新しいところです。
 地球温暖化が進行していることに危機感は感じていても、なかなか行動に結びつかないのが現状です。 日野市 も 1990 年度に比べ、 2005 年度は 17 %も CO 2 が増えてしまっています。特に家庭、オフィス、自動車の排出増加が著しいところです。 

全市的な運動展開へ“協定”
 
そこで私たち一人ひとりの取り組みが必要であり“気軽にできることから始めよう”“ 継続的に”の意味をこめ「ふだん着」となったわけです。レジ袋を断る、電気の節約など、市民や市民団体、事業者と市が協定(約束)を結び、全市的な運動に展開したいと思っています。 8 月から事業を開始し、 7,000 件の協定締結を目標にしています 。

 生ごみの資源化を施策の中に位置づけ
 その第一弾として 3 月にスウェーデンからグンナル・ブルンディーン氏を招き「地域でできること・やること」をテーマに講演会を開催しました。
 また生ごみを燃やさず、有効な資源として活用するため、現在行っている福祉と市民団体と連携した生ごみの地域回収の拡大や、他の仕組みづくりもこの施策のなかで検討しているところです。
 市民とともにごみを半減させたごみ改革は、今も継続しています。 CO 2 削減も市民の協力の下、ぜひ大きなうねりにしたいと思っています。

08年度通常総会開きました

生ごみは宝、燃やさず、堆肥化しましょう
 5 月 31 日、東京・新宿農協会館にて、 08 年度通常総会を開催しました。
 総会成立宣言のあと、 07 年度活動報告が定款に定める事業にそって報告されました。
 第 15 回生ごみリサイクル交流会 2007 の成功、東京都小金井市の「生ごみ乾燥物肥料化支援および肥料化機器稼動等委託」事業、東京都町田市の「町田市の家庭生ごみ堆肥利用によるレタス特別栽培委託」事業、(有)八ケ岳ナチュラファーム川上紀夫氏による生ごみ堆肥でのレタス栽培通算 7 年目の様子、「堆肥センターかんな」に対する堆肥製造技術指導、ブックレット「生ごみは宝 家庭でできる生ごみ堆肥化」の制作及び全国各地からの申込状況、各地への講師派遣活動等など、多くの活動が報告され、いっそうの発展が確認されました。会計報告・会計監査報告を受け、質疑応答の後、採択。
 その後、 08 年度活動方針案、会計方針案が提案・討議され、採択。また理事に丸町芳夫氏を補充し・監事とあわせ再任されました 。

[08年度活動方針(骨子)]
1.

生ごみの堆肥化を普及・啓発する事業
@ぼかし肥や密閉容器を引き続き斡旋。
A各地への講師派遣を引き続き実施。

2.

交流、教育、研修事業
第 16 回生ごみリサイクル交流会 2008 の成功。

3.

循環システムの研究、開発事業
@受諾事業を進める。
A生ごみ堆肥施用によるレタス栽培の継続支援。
B堆肥センターかんなに対する技術指導の継続。
C生産者が生ごみ堆肥を使えるよう、堆肥供給の仕組みづくりや、塩分不安払拭などの情報提供。

4.

会報および出版物の発行
ブックレットやビデオの一層の普及



会員の活動報告

学校給食の残渣を回収して堆肥化

 
市内の 19 校の学校給食から出る残渣を堆肥にして農家や農業高校などで使ってもらっている。生ごみ堆肥に、カニガラや鶏糞を混ぜて稲作にも使えるものにした。最近では田んぼにモリアオガエルが現れ、自然がよみがえってきた 。
山口・梅津 本治

経済同友会としての環境事業
 愛知県経済同友会として農地3反歩を借りて野菜づくりに取り組んでいる。名古屋市8千世帯から生ごみを集め堆肥化し JA 大高でブッロコリーやタマネギの生産に使用。この野菜を“お帰り野菜プロジェクト”として市内のスーパーで販売している 。
愛知・餌取 英樹
ベランダで野菜づくり、ごみゼロに向かって

 
市街化が進み畑がどんどんなくなっていく。農家は泣く泣く土地を売りその後にマンションができていく。ベランダで生ごみ堆肥をつくり、プランターで野菜づくりを進めている。自分でつくった野菜を食べられる幸せを味わっているので、ぜひみんなに広めたい。焼却炉はいらない、ごみゼロに向かってがんばっている 。
東京・坪井 照子




<役員名簿>   
役 名  氏 名  所 属 
理事長

副理事長

専務理事

事務局長

理 事

理 事

理 事

理 事

理 事

理 事

理 事

理 事

監 事 
瀬戸 昌之
 
浅井 民雄

両角 朗

会田 節子

石川 文雄

大嶋 茂男

鈴木 恵美子

田村 久子

土方 彰子

丸町 芳夫

宮沢 正和

本橋 克己

辻  卓男
東京農工大学 名誉教授

NPO堆肥化協会

東京都区職員生協

NPO堆肥化協会

(株)K&K

NPO中小企業地域振興センター

ジャパンテクノロジリサーチ(株)

元(財)日本花普及センター

リサイクルお店やさんごっこの会

生ごみ堆肥化と有機野菜を考える会

上田マルタ

(株)東海マルタ

富養土リサイクルの会
顧 問
綱島不二雄
札幌大学 

通 常 総 会 記 念 講 演
地球温暖化と食料自給…このままでは日本人の食べものがなくなる!

記念講演をする
中島 紀一氏

 
                    茨城大学農学部長 中島 紀一 氏

                    
 総会後の記念講演は、一昨年講演していただいたツルネンマルテイ氏とともに、有機農業推進法制定を推進する協議会の会長として尽力された中島紀一氏でした。
 世界の食料危機と環境破壊が進んでいる現状、CO 2 削減には土壌の役割が高いこと、有機農業推進法ができた経緯、日本の農政の変化などについて、約 1 時間 40 分に亘って講演されました。以下に講演要旨のみを掲載します。

アフリカ会議から
 アフリカでは、欧米や日本への輸出のための農業になり、自分たちの食料は安い穀類のアメリカからの輸入に頼っている。砂漠化が進み、住民は都市へ流れ、スラム化していること、先進国の援助と自給的農業の再生が急がれている 。

自給率アップへ
 世界の世論は想像をはるかに超える劇的な変化だ。「輸入促進を」「自給は最悪」という見解だったWTOも、「各国で自給できるようにするのが最大の課題」と変化した。地球温暖化により生産量が不安定で、世界の食料生産は伸びていない。バイオエタノール生産による需給バランスの崩れや、アメリカの投機資金が穀物市場に入り込み、当分 食料価格の暴騰は止まらない。
 日本の農業政策は、小泉政権が自給率向上よりも零細農家の切り捨て、大型経営化を進めてきたが、最近になって急激に食料の安定供給を優先する政策に変わってきた。
 福田首相は「金を払えばいくらでも輸入できると言っていたが、そうはいかない」と言わざるを得なくなった。 39 %の日本の食料自給率を大幅に引き上げていかなければならない。

食の安全 根本的な見直しを  
 食の安全が脅かされている。偽装や危険が伴う安い輸入食品、冷凍食品に頼る食政策から脱皮するために、食の安全を根本から考え直すときだ。  自給率を上げるには食育と地産地消を推進する。すでに学校給食も栄養改善の目的から、食育のための給食への転換が行なわれている。

土壌はCO 2 のストックヤード

 土づくり農業の持つ環境への貢献を、改めて見直すことが重要だ。化学肥料と農薬万能の現状の農業はCO 2 削減と対立しているが、有機質による土づくり農業はCO 2 を吸着し、炭素をストックする。土壌はCO 2 のストックヤードになる 。

有機農業こそ人類永続の農業
 有機農業は、自然の摂理を生かして健康な食料を生産する、人類永続の本来の農業だ。有機JAS認証の農業とは違う。現在のJAS法に基づく農業ではやればやるだけ元気がなくなり、認証離脱が多くなる。有機農業は当たり前の農業として定着させなければならない。国と市町村は法律にあるように推進責任がある 。

 
 中島氏は『次の世代によい環境を残し、安全な食料を生産できるしくみをつくっていくために、もうひと働きしよう』と呼びかけられました。
 会場からは家畜の山野への放牧や飼料確保のこと、米の需要回復、米粉の活用、自給率を上げる手立てなど、多くの質問・意見が飛び交いました。

[総会へのメッセージ]
市場原理至上主義で日本の農業をつぶしていいのか。広い視野で、日本の農業を考えるべきです。(兵庫県・鈴垣さん)

☆ 温暖化、食料自給、これから大変。生ごみ活用の家庭菜園を広めたいです。 (埼玉・下田さん)


生ごみ堆肥化と菜の花プロジェクト

学校給食の生ごみ乾燥物で堆肥づくり
  小平・環境の会は、 2002 年から市内小学校の給食の生ごみの乾燥処理物と腐葉土等で堆肥を作り野菜の生育実験をしています。市内の農家に生ごみ堆肥を使ってもらいたいという願いはまだ実現していません。そんなところに、昨年( 2007 年)小平市から、市と農家と市民団体が共同して行なう「低利用農地(*)活用プロジェクト」に参加しないかという誘いがありました。 プロジェクトの目的は 、 市民が協力して低利用農地に菜の花など景観作物を栽培することで 、 農地の保全を図るというものです。資源の地域循環を目ざす当会が関わるとしら、菜の花の栽培だけで終わらせず、菜種を収穫して油を採り、それをBDF(バイオ燃料)に精製して、ディーゼル車に使用するところまでやりたいと提案をし、その方向で話がまとまりました。
(*)低利用農地 ⇒ 農業従事者の高齢化や減少に伴い、充分な手入れができない農地

菜の花プロジェクトがスタート
  趣旨に賛同した市民が集まり「こだいら菜の花プロジェクト」という団体を立ち上げました。 07 年 10 月に約 1650 uの畑に菜の花の種を蒔きました。 。
 農家の了解のもと、畑の一部に当会の生ごみ堆肥を入れました( 270 uに 180 s)。発芽や生育は生ごみ堆肥を投入したところの方が良好でした。
 4 月には一面の菜の花畑が広がり、近隣の住民の目を楽しませました。
 6 月 下 旬には菜種を刈り取る予定です。刈り取った菜種は搾油し、油粕は肥料として畑に還元したいと考えています。
みんなで種まき作業をする 満開の菜の花畑…美しい景観

資源の循環と農地の多面的活用めざして
 菜の花の後は、ヒマワリの栽培をしてこちらも種を取りBDFにしていきます。その栽培もすべて生ごみ堆肥でと考えています。
 環境の会では生ごみ処理物の割合を変えたり、牛糞や籾殻を混ぜたりして 5 種類位の堆肥を作って実験をしてきました。今は生ごみの割合は多くても 3 割程度に抑えて他のもので調整し、葉物用、実のなるもの用(牛糞配合)の堆肥 2 種類とぼかし 1 種類の 3 種類に落ち着いてきました。
 人手不足の農家と、協力する市民団体との間に立って市はコーディネーター的に関わっています。代々受け継いできた大切な農地を守りたい農家、農のあるまちづくりを目指す市、景観・環境の観点から農地保全に関わりたい市民の三者がそれぞれの持分を存分に活かしながら連携していくことで、地域性溢れる多面的な農地の活用が実現しそうで、わくわくした気持ちです。

菜の花プロジェクトとは、菜の花を栽培し、菜種を採取し、油を絞り、その廃食油をBDFに精製し、ディーゼル車を走らせる取り組み。全国 150 ヵ所余で取り組まれている。

NPO法人 小平・環境の会 (東京)

理事長 馬場 悦子

 ごみ焼却場の監視活動から 生ごみ堆肥化の取組みに発展
益子町主催の産業祭に出店
▲ 生ごみ堆肥化と米のとぎ汁発酵液
 領域内にごみ焼却場を抱える私たちの自治会 (160 世帯 ) は、平成 7 年ごろから「施設の監視」を目的に自治会内に環境部会がありました。
 その後、ごみを減らすために自分たちに出来ることを模索しているとき、ちょうど「生ごみ堆肥化」の新聞記事を見つけました。さっそく先進地で指導を受け、EM菌による生ごみの堆肥化がスタートしました。
 試行錯誤の繰り返しを重ね、生ごみの堆肥化と、米のとぎ汁発酵液の活用が自治会活動として、 10 年近く続きました。
 とくに米のとぎ汁発酵液の活用は、下水道整備が遅れている私たちのような地域には、極めて有効な水質浄化の手段であり、自治会内でも生ごみ堆肥化実施世帯が 33 に対し、米のとぎ汁発酵液活用は 44 世帯となっています。

みんなでボカシづくり
▲ EMネットましこの設立
 平成 17 年 6 月、町民大学卒業生 ( 悠楽塾 ) の環境活動グループが、EM菌を取り入れた活動をしていたことで、私たちの自治会活動としてのEM活用は発展的に解消となりました。そこで「EMネットましこ」の誕生です。
 幸い陶芸家稼業を捨て、EM菌の水質浄化力に惚れ込み、ベンチャー企業を立ち上げた河原弘道社長が、活動の拠点となる施設を提供してくれました。更には全国で環境保全活動に取り組んでおられる、益子町出身で大塚商会の創業者である大塚実氏 ( 栃木県や 益子町 に多額の寄付金を提供されています)からの支援もありました。

事業内容
1. EMフェアー開催時にボカシ作りと生ごみ堆肥化研修、生活雑排水の浄化研修等
2. 会員相互の情報交換、失敗例、成功例など
3. 町主催のイベントで、EM菌の普及と啓蒙活動
4. 水質浄化資材としてのEM団子作りと、河川浄化活動
5. 生ごみ堆肥化、米のとぎ汁発酵液に関する出前講座は、他市町でも要請があれば喜んで出向く

今後の課題
 
これまでは河川浄化などに重点を置いてきましたが、今年度は特に会員宅へ出かけ、堆肥化方法で困っていないか、野菜づくりの方法など、決め細かな対話と、会員相互の情報交換を重視します。
  そして一人ひとりの会員がEMをやっていてよかったと実感出来るような、またEMの実践活動そのものが、地球環境を守るのに大きな役割を果たしていることなどを、みんなで共有できるようにしていきたいと思います。

EMネットましこ (栃木)

会長 萩原 進

     生産者と消費者で食の安全確保を
  
         (有)八ケ岳ナチュラファーム
              代表 川上 紀夫 

レタスの出荷に追われる 川上紀夫 氏
 スーパーに並んでいる野菜は窒素やリン酸の過剰、魚は防腐剤・酸化防止剤漬け、果物は除草剤を含有、きのこは肥料・農薬栽培のものなどの傾向が見られます。食品というものは、基本的に人間の健康を支えるものです。現在流通している食品の多くが、基本から外れていると思います。  
 また、作物において窒素やカリの過剰は、その畑の肥料のアンバランスからきており、土壌中の余った窒素やカリが流れ出し、地下水や河川を汚染しています。土と作物にしっかり向き合うことが大切なのです。

除草剤の怖さ
 除草剤、土壌消毒剤に注意することが必要です。 土壌に施すものは、作物の根から吸われて作物体内にいつまでも分解せず、残るものがあるからです。
 イチゴの残留農薬問題は、根から吸われたものでした。除草剤や土壌消毒剤はこの危険がもっとも高いのです。洗っても落ちません。
 毎日散歩する川原の土手に誰かが除草剤を撒いたらしく、草が枯れ、翌年小さな木が枯れ、その次の年に大きな木が枯れてしまいました。除草剤の影響の大きさに改めて驚きました。

 安ければいいという風潮が、輸入農産物を増やし続け、食の安全がそっちのけになってしまったのです。食の安全を農家と消費者がともに真剣に考え、食料自給率向上へと結び付けていくことが大切です。

上田マルタ  宮沢 正和
 
 「降りる方が済んでから、お乗りください」というアナウンス。私が子どもの頃、電車、バスのホームでよく耳にしましたが、今は当然のマナーとして守られています。
 このことからふと堆肥化運動における「入口」と「出口」について考えてみました。「入口」は堆肥原料を作る「消費者」、「出口」は堆肥を使う「生産者(農家)」とします。出入口という言葉が示す通り、まず出口は広く開いている程、スムーズに流れます。
 しかし、その農家側の生ごみ堆肥利用という認識度は今もって低く、一方消費者側の意識は高まっております。それは堆肥化協会が例年夏に行なっている「生ごみリサイクル交流会」の出席者にJA、農家側は数人程度と全く少ない状況に表れている通りです。協会の「生ごみは宝だ!」とは程遠く、生ごみはごみであり、焼却処分に何の違和感も覚えない人が多いということでしょうか。
 炭素( C )を燃やして炭酸ガス( CO 2 ) にするのか、土に戻しておいしい作物を作る循環利用か、地球温暖化の視点からも自ずと方向は決まるはずです。それは協会と川上村の川上紀夫氏が行なった生ごみ堆肥実証実験を経て本格実施に至る一連の過程から、立派な資源として位置づけられている通りです。
 化学肥料原料が高騰する中、農家は生ごみを堆肥原料の一つと認識し、「出口」を広く開けるならば、消費者との循環の輪は円滑に回り、住み易い社会環境防止、地球温暖化防止にも貢献できるものと思います。  


― 私と生ごみ堆肥化 ―


 生ごみ堆肥化処理を実施して 15 年になります。良い野菜が出来て、感謝しております。
 ゴミステーションの乱れがあまりにひどいので、何とか出来ないかと思っておりました。
 幸い、心を同じくする方がおられましたので、生ごみを減らす会「若葉土の会」を結成し、会員 60 名と活動しております。
 生ごみを減らすことは、良いとわかっていながら、参加する人がふえません。どうしたらふえるか、悩んでいます。よい知恵があったら教えて下さい。人が見ていようが見ていまいが、チマチマと活動しております。
 千葉市は、可燃ごみ 1 / 3 減を目標にしております。水分 80 %以上の生ごみを減らすことができれば、ごみは半分になるのに。
 「生ごみは宝だ」を、多くの人々に知っていただきたく、 8 月開催の「第 16 回生ごみリサイクル交流会 2008 …生ごみは宝だ」に一人でも多くの方に声をかけて、参加したいと思っております。
若葉土の会(千葉)
金子 精成




― 巾広くごみ問題にかかわる ―


 生ごみの堆肥化は勿論のこと、ノーレジ袋、マイ箸持参、市のごみ減量協議会、市民会議と、巾ひろくごみ減量にかかわってきました。
 「 700g チーム」(武蔵野市のごみの排出量は一人一日平均 760g 。多摩地区平均の 700g にまで減らそうと、一年前にたちあげたチーム)で、紙芝居を作りました。婆の私ですがお母さん役を、会のマスコットガール・クリンちゃんの役は西園寺美希子さんが、楽しみながら演じています。上演後のごみについての意見交換が本当のメイン目的でしょうか。
 今後は小中学校のPTAのお父さん、お母さんや子どもたちに上演してもらい、広げていきたいと思っています。
 生ごみの堆肥化と講習会は十年以上やってきましたが、ようやくたどりついたのが超簡単、誰にでもできる、不精者でもOKの生ごみ堆肥化方法です(方法はまたの機会にご紹介しますね)。普通の市民、おじさん、おばさんに普及させるにはこれで行こうと思っています。
クリーンむさしのを推進する会  (東京)    
        生ごみチーム代表 久木野 良子

"ぶどうの郷"のママ便り

甲府市 田中 利江



  6 月は農作業が大忙しです。自分の畑の夏野菜の養生、雑草抜きや楽しい収穫があります。
 そして援農です。毎週末には家々の田植えに出かけます。加入している生協の提携農家の桃や葡萄の袋かけもします。また、この時期に必要とされるトマトのハウス栽培の援農は、収穫後の木と化したトマトを、抜いて、切って、束ねて運び出すもので、実に重労働です。まったく、猫の手も借りたいほどなのですが、労働力がないのです。
 今年、我が家のイチゴは豊作でした。これを機に小学生の息子が畑に興味をもつかと思えば、ぜ〜んぜん。山梨育ちのママ友だちを援農に誘えば、「こどもの頃から見て来たから、No thank you って感じ」と言う。
 この問題がまさに田舎の耕作放棄地を増やしたわけで、どうすればいいのでしょうか?夫や息子を畑に連れ出せなくして、地元の人を動かせるわけがない。今週末も転勤族の家族を誘って畑に出掛けることにしましょう。

 
 おうちで手づくりが一番! 麻里子の ≪オーガニックレシピ≫

 房総に移り住んではや1年。外房は魚がおいしいのはもちろん、野菜もお米もおいしくて、この生活を知ってしまったら、もう絶対に東京には戻れません…。
 今回は、アジや鰯などの魚に加えて、茹で豚などにも合うサルサソースをご紹介。真っ赤に熟した有機農産物のトマトをたっぷりどうぞ。(パン屋タルマーリー 渡邉 麻里子)

アジのソテー 真夏のサルサソース添え
   材料(4人分)

アジ
3枚おろし4匹分  塩、コショウ、小麦粉、オリーブ油:適宜

サルサソース
トマト:2個  タマネギ(みじん切り):1/4個  オリーブ油:大さじ2   塩:小さじ1/2強  タバスコ(好みで):小さじ1と1/2   コショウ:少々



@



A



             −作り方−

トマトは皮付きのまま粗いみじん切りにし、ザルに上げて軽く水気を切る。他の材料とあわせ、 サルサソースをつくる。

アジに塩、コショウをふり、小麦粉をまぶす。フライパンにオリーブ油を熱し、アジを皮目から焼き、中火で両面を焼いてカリッとさせる。皿にアジを盛り、サルサソースをたっぷり添える。


☆おすすめ図書☆
「2008年版 食料白書
食料とエネルギー地域からの自給戦略」

   定価  本体1857円+税
   発行 農山漁村文化協会

 バイオエタノール生産と食料生産との競合問題を軸に農業の発展方向を考える書。「自給率の低さは保護水準の低さの証」などの農政批判もあり、食料と競合しないエタノール開発の現状、飼料イネなどの導入の経過、「菜の花プロジェクト」など住民参加の取組の事例も。


協会日誌

   08年4/1〜6/5

04/01

愛媛県内子町訪問(「第 16 回生ごみリサイクル交流会 2008 …生ごみは宝だ!」対応)
04/02 鹿児島県志布志市訪問(交流会対応)
04/04 山梨県笛吹市訪問(交流会対応)
04/10 三重県・多気有機農業研究会訪問(交流会対応)
04/18 第 11 回理事会(「第 16 回生ごみリサイクル交流会 2008 …生ごみは宝だ!」の事例、 08 年度通常総会の議事日程、財政状況、平成 20 年度東京都小金井市受諾事業の内容、ブックレット「生ごみは宝!家庭でできる生ごみ堆肥化」の普及状況など)
04/28 交流会第 3 回実行委員会
墨田区訪問・ひの・まちの生ごみを考える会訪問(交流会対応)
05/01

京都環境アクション訪問(交流会対応)

05/10 NPO緑の会通常総会記念講演に講師派遣
05/14

江戸川区生ごみ堆肥化実践クラブ訪問 (交流会対応)

05/16 町田市長訪問(交流会対応)
05/18 EMましこ総会記念講演に講師派遣
05/20 07 年度会計監査
05/22 交流会後援名義申請開始
05/23 第 12 回理事会(交流会事例確定、通常総会の案件、小金井市受諾事業内容の進捗状況、かんな堆肥センターの状況、ブックレットの普及状況など)
05/31 第 13 回理事会(通常総会の全ての案件確認など)
08 年度通常総会開催、及び記念講演「地球温暖化と食料自給…このままでは日本人の食べものがなくなる!」茨城大学農学部長・中島紀一氏
06/04 交流会第 4 回実行委員会
06/05 小金井市「生ごみリサイクル教室」に講師派遣

編集後記

▲バーチャルウォーター(仮想水)という言葉を知ったのは3年前。640億立方b/年。日本国内の水の総使用量の約2/3に当たる量です。そんなにペットボトルの水が輸入されているのかと。▲ところが、そうではなく、本来日本で農産物や畜産物を生産すれば使うはずの水のことです。たとえば牛肉1dの生産に必要な水は20d(20倍)も必要とのこと。食料自給率39%の日本は世界の水を奪っているということになります。▲21世紀は水の世紀とも言われ、今、地球温暖化問題と大きくからみ、外国から大量に食料を輸入する構造を変えねばなりません。
(編集委員・会田節子 )

当協会は政党・宗教にも属せず、ボランティアの英知をあつめ、営利を目的としない市民運動団体です。